SEO対策用語の「Googleダンス」ってどんな意味?

検索エンジンの検索結果はかなり変動があります。変動の大小に差はありますが、順位が安定するまでは順位の上下を繰り返し、行ったり来たりをひたすら繰り返します。これを「Googleダンス」と言います。順位が行ったり来たりでまるで踊っている様に見えることから名づけられたのですが、そのネーミングにも納得ができます。

私の運営していたサイトもしっかりとSEO対策を初期段階から行っていたのですが、順位が安定するまでには1年半ほどかかり、それまでは順位がとても不安定でした。ひどい時には、前日は5位、次の日は圏外、その翌日は2位など不可解な動きを見せていたこともしばしばあります。順位変動に一喜一憂せず、そういうものだと完全に割り切った方がモチベーション的に楽です。Googeはダンスをしたり、ハネムーンをしたりとても忙しいのです。

ソーシャルメディアも一種のSEO対策になりつつある今

最近のグーグルの傾向として、ソーシャルメディア(ツイッターやフェイスブック)などの要素も検索順位に影響を与えることが出てきました。明確にグーグルが断言したわけではありませんが、今日のSEO対策においてソーシャルメディアは決して無視できない存在となっています。

つい最近もこれまでnofollowが付けられていたツイッターもnofollwが外され、一種のリンクとして捉えられるようになりました。リツイートの機能によって一気に被リンクが拡大していく可能性も十分にあります。フェイスブックの場合にはこれが「いいね!」にあたります。

ソーシャルメディアからのリンクは今後さらにSEO対策に大きく影響してくると思います。SNSを利用していない企業は早急にSNSを開始することをお勧めします。

SEOとして被リンク数を増やしましょう

ホームページを開設したら重要になるのがSEO対策です。SEO対策には様々な方法がありますが、そのなかでも効果的なのが「被リンク数を増やす」ことです。被リンクとはなにかというと、自身のホームページに対して、他社のホームページがリンクしていることをいいます。

なぜ被リンク数がSEO対策になるのかというと、検索エンジンで上位に表示されるためにはホームページのランクを上げる必要があります。このランクを上げる基準のひとつに「被リンクがどれくらいされているか」というものがあるのです。

100個の被リンクがあるサイトと1000個の被リンクがあるサイトでは、1000個の被リンクがあるサイトのほうがランクが高く設定され、上位に表示されるという仕組みになっています。

アクセス解析でSEOの対策を練る

ホームページやブログを運営し、特定のキーワードでSEO対策を行ったなら、把握しておきたいのが「アクセス数」と「どのようなアクセスか」です。

ここで把握したい「どのようなアクセスか」とは、「アクセス数100のうち、60が検索エンジンからのアクセス数だった」とか、「SEO対策をした検索キーワードでのアクセスが、全体の2割しかなかった」など、アクセスを分析した結果が分かるようにすることです。
アクセス解析ツールを用いると、アクセス数だけでなく、どんなキーワードでアクセスしたか、どのページが一番読まれているか、どのページから離脱してしまったか(読むのを止めたか)などが詳しく分かります。

Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを使い、SEOが効果的にできているか、どのページが人気か、などを把握すれば、より「攻撃的な」SEO対策ができるはずです。

SEOキーワードの基礎

あなたのホームページは「プリンタの販売サイト」です。あるときSEOという検索エンジン対策を知り、「プリンタ」や「印刷」などのキーワードで上位に来るように対策を始めました。
そこでふと、「プリンタだけでなく、メールと入力しても自分のサイトに、パソコンと入力しても自分のサイトに、モニターと入力しても自分のサイトに誘導できないものだろうか?」と思い立ちました。たしかに、あらゆるキーワードでSEO対策をして、その単語で上位に表示されるなら、様々なキーワードでどんどんアクセスが増やせることになります。
果たしてそんなことが可能なのでしょうか。

答えは、ほぼ「不可能」です。
その理由は、そのホームページが「最重要」として扱っているものがプリンタだからです。現実には、プリンタ以外の単語「パソコン」で検索すれば、パソコンを最重要として扱うサイトが上位に表示されるものです。あらゆる単語でSEO対策、などという「ムシの良いこと」は、検索エンジンの仕組み上不可能なのです。

検索エンジンだましによるSEO対策の間違い

SEO対策サービスを提供する業者の中には、ひたすらスパムまがいのリンクを提供する業者もいます。
確かに被リンク数を増やすというのはSEO対策として間違っているとは言い切れません。しかしこれはあくまでも検索エンジンをだます手法でしかないのです。

検索エンジンはたくさんのリンクを集めるサイトを「優良サイト」と判断します。その判断基準を利用してSEOの為に被リンクを集めているサイトは、結局は検索エンジンの判断基準に則ったサイトを作ってだましているだけです。もしも検索エンジンがもっと賢くなり、被リンクの内容を判断する能力が今以上に上がれば、この方法で上位表示されるようになっていたサイトは一気に下位に落ちていくでしょう。

検索エンジンをだませば、短期間で表示順位を上げることはできるかもしれません。しかしそれは本当のSEOとは言い難いものですので、長期的に上位表示を維持できるサイト作りのためには出来るだけ検索エンジンをだますSEOは行わないようにしましょう。