SEO対策に効くライティング

昨今の検索結果を眺めていると下位ページが占めている割合が多いことに気づきませんか。言い換えるとトップページが上位表示されているケースが少なくなっています。どういうことなのか。

上位表示されている下位ページを見て回ると共通の特徴が見られます。上位表示されている下位ページは長文記事であることが多い。

これはもしやテキスト量が多いページがSEO対策に有利になっているのではないかと気づいたのが、2015年3月29日。

2015年の7月下旬以降、長文がSEO対策に効果ありという記事が波紋を呼びましたが、みうはそれよりも早く気づいたことをアピールしておきます。

参考:
SEO対策|GoogleのSEO対策に効く!「長文+追記」最強説

参考:
GoogleのSEO対策に効く!「長文+追記」最強説 ツイッター上の反響

上位表示したいのなら長文記事を書くべし

今のgoogleで上位表示を望むのなら長文記事を書くことが必須になっています。googleはテキスト量が多いサイトを評価します。テキスト量が多くしないと順位は上がっていかないんですね。

厳密に言うとgoogleは長文を高く評価するというよりも、一般的に長文は専門性、網羅性が高いから高く評価していると思われます。内容がないのに長い記事は評価されません。

参考:

上位表示されているライバルサイトと自分のサイトのテキスト量を比較して、ライバルサイトよりも長い文章を書くことが一つの目安になります。

※みうはずっと前からテキスト量と検索順位には相関関係があるのではないかと思っていました。2007年頃、みうはクレジットカードのアフィリエイトサイトを運営していました。そのとき楽天カードの紹介文を5000字書いたことがあります。これだけ書いたんだから上位表示されるだろうと期待していたのですが、ぜんぜん上位表示されなくてがっかりした思い出があります。その後、文字数と上位表示の関係を検証した結果、2000字がベストだという結論を出しました。それ以上長文化するとテーマが薄れて上位表示に不利になるとみうは考えました。ただ、今はアルゴリズムが変わっています。googleが評価するテキスト量の最低ラインが2000字で基本的に文章が長ければ長いほど評価されます。

「SEO対策にテキスト量は関係ない。ユーザーが満足するコンテンツを…」という記事を見かけることもありますが、テキスト量が多いページが検索上位を占めている現状を考えると、上位表示を目指すのならできるだけたくさん書いたほうがいいでしょう。

また、SEO対策に効くリンクの中でページ数を増やせば増やすほどgoogleの評価が厳しくなっていると言いましたが、そのことを踏まえるとページ数はあまり増やさずその代わりに1ページ当たりのテキスト量を増やすとうまくいくと思います。

Googleトレンドで最初にキーワードを決めよう

長文記事を書いた。狙ったキーワードで上位表示された。だけどアクセス数がない!なんてことにならないように、サイトを立ち上げる前に将来性があるキーワードを選びましょう。Google トレンドでキーワードの検索ボリュームの移り変わりを調べることができます。

■右肩上がりのキーワード:検索ボリュームが増えているキーワードです。お勧めです。
■横這いのキーワード:安定して需要があるキーワードです。こちらもお勧めです。
■右肩下がりのキーワード:検索ボリュームが減っているキーワードです。お勧めできません。
■急上昇のキーワード:話題沸騰のキーワードですが、一過性のものかもしれません。これをキーワードにするのはある意味バクチです。

参考:

リード文で読者の興味を引こう

リード文とはその記事の内容を簡潔に伝えるための文章です。記事の冒頭に書きます。

webページでは
・リード文
・目次
・本文
となっていることが多い。

読者は最初にリード文を読むことで、本文を読み進めるか離脱するか決めます。そのためリード文はとても重要です。読者の興味を引くための一つのテクニックとして、リード文は読者に問いかける形を含めると効果的です。

参考:

引用元:1番得するクレジットカード徹底比較

記事はキーワードに沿って書く

SEOに強い記事とは何か?キーワードの検索意図に沿った記事をがSEOに強い記事になります。逆にキーワードの検索意図と記事がずれていたら順位が上がって行きません。

例えば、「FX」で順位を上げたいのに「クレジットカード」に関するページを増やしても順位は上がりません。これはみんな分かり切っていることですが、少しのずれは気づきにくい。例えば、魚屋さんのサイトを「魚屋」で上位表示したいのに「魚の釣り方」の記事ばかり増やしていたら「魚屋」では上位表示されません。「魚屋」で上位表示したいのなら「売っている魚と値段」や「どこで捕った魚なのか」や「これから仕入れる魚」などの情報を記事に入れるべきでしょう。

鈴井将司がSEOセミナーで
「自分が何屋さんなのか考えてください。私は自分のサイトを『SEOセミナー』で上位表示したいのに『SEO対策』のページばかり増やしていました。そうしたら順位が下がっていきました。『SEO対策』のページをを削除したら『SEOセミナー』の順位が上がりました。」 と言っていました。これは気づきにくいと思いました。

webライティングでは最初に結論を書く

webページに載せる記事は最初に結論を書きましょう。その理由は2つあります。一つはユーザーは手っ取り早く結論を知りたいからです。ユーザーは浮気性なので冒頭に結論が書かれていなければ、ユーザーはすぐ離脱して別にのwebページへ移動します。二つ目の理由は初めに結論を持っていくほうがSEO的にも強いからです。googleはページの上のほうにある文章を重視します。

参考:
Webライティングの基本。初めに結論を持ってくる。

キーワード出現頻度は高いほうがSEO効果が高い

最近は言われることがなくなりましたが、キーワード出現頻度は今も重要です。記事の中で上位表示したいキーワードの出現率を高めることで上位表示されやすくなります。

自然な形でキーワードを記事の中に盛り込みましょう。記事全体に万遍なく含めるとSEO効果が高い。

実際にあった事例では、あるページにキーワードAとキーワードBでそれぞれ被リンクを付けたところ、キーワードAは飛び、キーワードBは順位は上がりました。ページ内でそれぞれのキーワードの出現回数を調べると、キーワードAの出現回数は少なく、キーワードBの出現回数は多かったことが目に付きました。ページ内でキーワードAの出現回数を増やしたところキーワードAの順位が復活し、飛ぶ前よりも順位が上がりました。

キーワード出現頻度は今はSEO効果がないとという記事を見かけることが、みうは今でも効果があると思っています。

参考:
ファンキーレイティング[FunkeyRating] | 出現率チェックができる無料SEO対策ツール – FunMaker[ファンメイカー]

※キーワード近接度
似たような言葉に「キーワード近接度」があります。複合語で上位表示を狙う場合は、キーワード同士はなるべく近くに配置したほうがSEO効果が高くなります。

googleから評価されるための共起語とは

「共起語」という言葉をご存知ですか?同義語と似ていますが、共起語とはキーワードとセットで使われることは多い言葉のことです。記事の中にたくさんの「共起語」を含めることもgoogleから評価されるコツです。

例えば「学校」について詳しく説明するページを作るのなら必然的に「先生」「生徒」「部活動」「いじめ」「受験」「偏差値」などの共起語が一緒に出てきます。別の例を挙げると「天皇」は「崩御」の共起語です。「崩御」で検索をかけると必ず「天皇」が入っているページがヒットします。

googleは専門的なページを高く評価するため、たくさんの共起語が含まれているページが上位表示されやすくなっています。

したがって、長文記事だからSEO対策に有利というよりも長文記事は共起語がたくさん含まれていることが多いからSEO対策に有利と言い表したほうが正確です。言い換えるといくら長文記事でもキーワードや共起語がまったく含まれていない記事は順位が上がりにくい。

アクセス数を増やすという面でも共起語が多いと効果的です。ユーザーはメインキーワードと一緒に共起語を含めて検索をかけることが多いからです。googleはページ内に含まれているキーワードをもとに検索結果にwebページを表示させます。共起語が多いwebページはそれだけさまざまなキーワード及び複合語で検索結果に表示される機会が多くなります。

参考:
共起語を含んだ記事はSEOに強い!?共起語を意識的に盛り込むべき?

共起語以外の関連語

関連語が記事の中にあるとSEO対策に強くなります。先ほど取り上げた共起語は関連語の中の一つです。関連語は共起語のほかに同義語、類義語があります。

共起語、同義語、類義語の違いは下記の通りです。

■共起語:キーワードとよく一緒に出てくる言葉です。例えば「SEO対策」と「google」は共起語です。
■同義語:キーワードと同じ意味で異なる言葉です。例えば「SEO対策」と「検索エンジン最適化」は同義語です。
■類義語:キーワードと意味が似ている言葉です。例えば「SEO対策」と「SEM対策」は類義語です。

共起語、同義語、類義語を区別して理解する必要はありません。記事を書く際に検索順位を上げたいキーワードと関連性がありそうな言葉を記事の中に盛り込むことを意識しておいてください。

長文記事が重複コンテンツ対策になる

長文記事がSEO対策に強い理由として、長文記事はそれだけ共起語がたくさん含まれているからと言いました。 もう一つ長文記事はSEO対策に強い理由があります。サイトは記事のオリジナル部分と共有部分(ヘッダー、フッター、サイドバーなど)で構成されています。 記事が少ないと共有部分が占める割合が大きくなります。共有部分が占める割合が大きいと、googleから似たようなページがサイト内に大量に含まれているとみなされる可能性があります。いわゆる重複コンテンツ問題です。サイト内に重複コンテンツが多いとサイトの評価が低くなります。重複コンテンツ問題を回避するためには長文記事を載せることが効果的です。

参考:

Webページはページごとのコンテンツがある「メイン領域」と全ページ共通の領域(コピーライトなど)の2つで構成されています。メイン領域の文字数が共通領域より少ないと、他のページとの違いが見えづらくなり、クローラーが何を目的としたページか判断出来ません。場合によっては複製ページばかりの低品質なサイトと見なされる恐れもあります。

引用元:上がるコンテンツには基準がある!SEO効果を高めるコンテンツの文章量について

ソーシャルメディアでシェアされることがSEO対策になる

共起語がたくさん含まれている長文記事ほど順位が上がりやすいのなら、ランサーズで共起語を記事の中にふんだんに含めるように指示を出して記事を発注することができます。しかし、そうやって集めた記事は駄文です。駄文の寄せ集めではソーシャルメデイアで拡散されません。

ユーザーを満足させる長文記事を公開するとtwitter、facebookなどでシェアされます。ソーシャルメデイアのシェア数は自作自演するのが難しいので、シェア数が多い記事ほど素晴らしい記事だという信憑性が高い。みうはgoogleはソーシャルメデイアのシェア数をアルゴリズムに取り入れている(検索順位に大きく影響している)と考えています。

事実、この前アップした記事SEO対策に効くサテライトブログがバズった途端、インデックスされ順位も着きました(今のグーグルはインデックスを渋るしインデックスしてもなかなか順位が付きません)。googleはツイッターやフェイスブック、はてなブックマークのシェア数を見ていると思います。

ソーシャルメデイアのシェア数を増やすためにページ内に必ずソーシャルボタンを設置したほうがいいでしょう。

※ソーシャルボタンまとめ
1軍:twitter、facebook、はてなブックマーク
2軍:pocket、google+
3軍:line、mixi、GREE、linkedin、pinterest、Tumblr
1軍の設置は必須。サイトによっては2軍まで設置しているところもあります

「長文記事を書く⇒バズる⇒ナチュラルリンクを得る⇒順位が上がる」が今のSEO対策の王道です。バズった記事は他ブログから引用や紹介などでナチュラルリンクを獲得しやすい。

被リンクが多いページほど検索順位が上がりやすいことは、SEO対策を少しでもかじったことがある方なら知っていることでしょう。長文記事を書いてナチュラルリンクをゲットすることで順位が上がることがあります。被リンクを付けたけど順位が上がらないとき追記すると上がることがあります。しかし、どんなに長文記事を書いてもぜんぜん被リンクが付いていなかったら順位が上がりません。バズらせてナチュラルリンクを得ることはとても重要です。

参考:よく似た2つの記事なのに検索順位が違うのは何故!?理由を徹底的に解剖してみた | ブログマーケッターJUNICHI
フェイスブックのシャア数が多い記事が順位が高かったという記事です。

参考:

長文SEOで一石二鳥。ロングテールSEOもビッグキーワードも狙えます。

ビッグキーワードで上位表示するのが一番稼げます。その昔、みうが「クレジットカード」1位だったときの月収が120万円でした。しかし、今、ビッグキーワードで順位を上げることは非常に難しくなっています。そこで最初はロングテール狙いで長文記事を書といいでしょう。検索エンジンはページに中に含まれているキーワードをもとにしてwebページを検索結果に表示させます。長文記事の中にはたくさんのキーワードが含まれているので、それだけ検索結果に多数引っかけることができます。狙っていないキーワードや思いもしない複合語でアクセスを呼び込むことができます。すなわち長文記事はロングテールSEO対策になります。長文記事を書くことがそのままアクセスアップにつながります。そして、長期的にはさらに長文化していくことでビッグキーワードでも上位表示されやすくなります。長文化でロングテールSEO対策になりますしビッグキーワードも狙うことができます。

■ロングテールSEOの成功事例の紹介

2016年2月にデザインが凝っているという理由で一世を風靡したカードローンガールズ。GRCに登録していました。検索順位は振るわず。

しかし、カードローンガールズのアクセス数は増えています。

複合語やマイナーキーワードで多数検索結果に上位表示されることでシコシコアクセス数を稼いでいると思われます。ビッグキーワードで上位表示されなくてもアクセス数は増やせるいい事例です。

参考:

長文SEOの問題点

最後に長文記事の問題点について。すべてのユーザーが長文記事を求めているわけではありません。ひたすら長文化しているみうが言うのもなんですが、簡易明快な答えを求めているユーザーにとって長文記事はうんざりしていると思います。あまりにも長い記事はページを分けたほうがユーザーに優しいのですが、googleが長文記事を高く評価するためそれができないのがもどかしい。将来「長文すぎて内容が薄い。はい、ペナルティ」というアルゴリズムに変わらないかなと思っています。

特にスマートフォンユーザーにとって長文記事はフレンドリーではありません。スマホはパソコンと比べると画面が小さいため一度に表示できるテキスト量が少ない。スクロールすることが煩わしいことこの上ないでしょう。ジャンルによっては長文記事と成約率は反比例するのが悩ましい。

実際に聞いた話では、某アフィリエイターが長文はSEOに強いという話を聞いてアフィリエイトサイトを長文記事にしていましたが、スマホだけランキング部分以外は表示しないようにしたら、急にCVR上がったらしい。ありえる話であります。

※スマートフォンからどのように見えるのか分かるツールを紹介します。
Responsive View
みうはスマートフォンを持っていないけど買うのはもったいないと思っていました。いいツールを見つけました。

参考:長文SEO対策の不満、問題点

共起語を含んだ文章作成方法

具体的にどのようにして共起語を含んだ記事を書けばいいのか。共起語はツールを使って調べることができます。ツールに出てきた共起語を記事の中に取り入れます。

参考:無料で使える検索キーワード調査ツール14選 | GinzaMetrics

共起語検索ツールで調べた「SEO対策」の共起語です。
SEO 対策 サイト 検索 リンク キーワード 表示 ツール ページ コンテンツ 上位 エンジン Google 順位 ブログ サービス ユーザー 内部 外部 ホームページ 無料 情報 登録 料金

これらの共起語を全部ぶち込んだ「SEO対策」をテーマにした記事を書いてみました。
>>共起語を含めたSEO対策についての記事

共起語はふんだんに含んだ記事なのでgoogleから高い評価を受けることは間違いないでしょう。

参考:

知識がない人はリライトから始める

知識がある人なら共起語をもとにキーワードに沿った記事を作成することができますが、知識がない人は共起語を見ただけでライティングに取り掛かることは不可能です。知識がない人はどうすればいいか。狙ったキーワードですでに上位表示されている記事をリライトしてください。

SEO対策という面から見てもリライトはとても効果的です。上位表示されている記事はgoogleが高評価している記事です。ユーザーが求めている答えが書かれていることが多い。すでに上位表示されている記事は良いお手本になります。十分にリライトした記事を公開すれば法的には著作権侵害にはなりません。

参考:

リライト記事は上がらないとかリライト記事は飛ぶという話を聞きました。ウソだと思います。googleは元記事とリライトした記事を区別することはできません。個人的にリライトされるのが嫌だからそういうデマを流しているのではと思いました。

参考:


原文とリライトした記事は内容は同じです。リライトすることで法的な問題はクリアしても第三者から見て原文を読むこととリライト記事を読むことに何の違いがあるのか。短期的には違いはありませんが、リライト作業を続けることで結果が違ってくると思います。

近年、大学でウィキペデイアに書かれてある内容をまるごと転載してレポートとして提出する学生が後を絶たないことが問題になっています。これは転載することが問題というよりも読まなくても転載できることが問題なんですね。転載するだけだったらコピー&ペーストで幼稚園児でもできます。一方、リライトするためにはテキストを読んで内容を理解しなければいけません。リライトができるということは書いてある内容を理解できていることになります。

実はサンプルとして挙げた記事は、こちらの記事をたたき台にして作成しました。記事を作ったあとに共起語検索ツールを使って共起語を取り込みました。しかし、単なるリライトには留まっていません。原文には「SEO対策を実施する企業などは、多額のお金をかけて検索サイトの動向を調査しています」とありますが、みうは個人でも安価にSEO対策の検証を行うことができることを知っているので「SEO対策の検証には特別なスキルや多額のお金は不要です。」と記述しました。みうはSEO対策の知識や経験が豊富なので、原文とは異なる見解を書くことができるんですね。ほかにも原文にはない内容をサンプル記事に含めています。

「学問は模倣からは入る」ということわざがあります。最初はリライトをするのが関の山ですが、リライトを重ねていくうちにどんどん知識が頭の中に増えて定着していきます。そして、最後は自分で考えて自分の言葉でライテイングができるようになります。

参考:
ライティングはマネから入るべし

文章テンプレートを使う

どうやって記事を書けばいいのか。ライティングに関するノウハウ記事や本はいくらでも見つかりますが、文章テンプレートに埋めていくのがもっとも実践的です

とりあえずの国語力(石原大作著)の中で解説している「イシハラ式ラクラク作文シート」が有用だと思ったので紹介します。

下記のテンプレートの空欄を埋めることで文章が出来上がります。

—————————————————————

01 主張 私は(______)の(______)について(______)と考えます。

02 根拠 なぜなら(______)だからです。

03 定説 一般に(______)とされています。

04 権威付け (______)によれば(______)とされています。

05 具体例 たとえば(______)です。

06 事例 かつて(______)ということがありました。

07 比喩 まるで(______)のようなものです。

08 疑問 なるほど、たしかに(______)という面はあります。

09 反論 しかし(______)ではないでしょうか。

10 繰り返し それゆえ(______)すべきなのです。

—————————————————————

実際に「イシハラ式ラクラク作文シート」を使ってSEO対策についての記事を書いてみました。
>>SEO対策と被リンクとの関係

文章テンプレートさえ使えばラクラク記事を書けるというわけでもなく、文章テンプレート通りに記事を書けるわけでもありませんが、文章テンプレートはないよりもあったほうが書きやすいと思いました。

記事のネタの探し方

■上位表示サイトから探す
自分が上位表示を狙っているキーワードですでに上位表示されているサイトから記事のネタを探します。上位表示されているサイトは内容も優れていることが多い。

■Q&Aサイトから探す
Q&Aサイトはユーザーが何を知りたいのか調べるのに重宝します。Q&AサイトはYahoo知恵袋、okwave、教えて!goo、2ch、人力検索はてなが定番です。

参考:

■書籍ら情報収集する
本は網羅的、体系的に書かれてあるので、自分が弱いところを補うことに適しています。初学者にもお勧めです。ただし、網羅的であるためにメリハリが付いていないことが多い。また、本は出版社のチェックが入っているため一定の水準が保たれていますが、本に書いてあることが必ずしも正しいとは限らない。

アフィリエイトを始める場合、コンビニで売っている本はジャンル選びの参考になります。コンビニに置いてある本は本屋よりも置いてある本が少ないため、よく売れる本を厳選しています。コンビニにある本はたくさんの人が興味を持つジャンルなので、サイトを作ればアクセスの伸びしろがあるジャンルになります。

参考:

■twitterで探す
時事的な情報はtwitterのタイムラインから拾うと効率が良い。

一歩進んだgoogle検索方法

googleの検索欄に普通に調べたいキーワードを入れて検索をかけることは誰でもやっています。みうが普段からよく使っている一歩進んだgoogleの検索方法を教えます。

■隠れているページを検索結果に表示させる
googleの検索結果には同じドメインは通常1つか2つしか表示されません。隠れているページの中に貴重な情報が含まれているかもしれません。そこで検索結果URLの最後に「&filter=0」を付け足して検索をかけます。隠れていたページが表示されます。


■サイト内検索をかける
「site:http~ (キーワード)」で検索します。そのドメイン内でgoogleが評価している順番にページが表示されます。

■pdfだけ検索する
「filetype:pdf (キーワード)」でpdfだけ検索することができます。政府機関や医療機関は貴重なデータをpdfで出すことが多い。

※サイト内検索、pdf検索はURLとキーワードの間には半角スペースを入れてください。

更新の意義について

今でこそどのSEO記事にも更新することの重要性が当たり前のように書かれていますが、2007年ごろは「更新しても順位は上がらない」という記事が多かったと記憶しています。みうはそれを真に受けて記事を公開したあとは放置していました。

ある日、たまたま「更新しても必ず順位が上がるわけじゃない。しかし、更新すると必ずリンクしているページの順位が上がる。」という記事を見かけました。試しにいくら被リンクを付けても圏外だったページを更新してみました。すると圏外だったページがいきなり上位表示されたことを覚えています。更新の重要性に初めて気づいた瞬間でした。

昔話はこれくらいにして、googleには新しいページを優先的に上位表示させるようなアルゴリズムが組まれています。言い換えると時間が立つと古いページはじょじょに検索順位が下がっていきます。そこで古くなったページは更新してください。ページを更新することで順位は回復します。最新の情報を掲載していることをgoogleに伝えることになるからです。検索順位が伸び悩んだときも更新するといいです。順位が上がることがあります。

更新しなくても順位は落ちないという記事を見かけますが、それはキーワードの難易度が低いだけだと思います。検索順位はライバルサイトの関係で決まります。周りのサイトが盛んに更新していたら自分のサイトも更新しなければ落ちます。ライバルサイトが更新していなければ更新しなくても落ちません。

もう一点、更新しなくても順位は落ちないという人は、更新を止めてからそんなに時間が経っていない(すなわち短い期間で結論付けている)可能性が高いと思います。キーワードの難易度にもよりますが、実は更新を止めても3か月ぐらいまでは順位は落ちません。さすがに6か月以上更新していないと順位が下がる可能性は高くなります。1年間放置していたら確実に落ちます。

参考:

更新・リライトはSEO対策に効く!体験談

なぜGoogleは更新を重視するのか

みうはネット上のSEO対策の記事を読む際に必ず記事の作成日を見ます。SEO対策の記事の作成日はかなり重要です。なぜならSEO対策は変わっていくので、昔のSEO対策は今では通用しなかったりすることがあるからです。SEO対策に限らず社会は移り変わっていきます。一般的にユーザーは最新の情報を求めています。

例えば「甲子園」で検索をかけるユーザーの中で50年前に行われた甲子園について調べたいユーザーはごく少数でしょう。直近に行われた甲子園あるいはこれから行われる甲子園について知りたいユーザーが多いことは想像に易しい。もう一例挙げると、法律の改正が行われた場合、改正前の法律について解説してあるサイトは現在は誤りが含まれていることになります。法改正に対応した法律サイトを上位表示させたほうがいいですよね。

Googleは更新を重視するのは本家本元サイトを上位表示させたいからというのもあると思います。ネット上にはコピー記事があふれています。コピー記事よりも本家本元の記事を上位表示させるほうが合理的です。コピー記事と本家本元の記事は何が違うか。本家本元の記事は通常更新をしていきますが、コピー記事は更新はありません。更新される記事が本家本元の記事だという推測が働きます。

別の言い方をするとgoogleはその記事は管理人本人が書いたものかどうかを重視していると思います。自分で書いた記事と他人が書いた記事は明確に異なります。自分で書いた記事は100%オリジナル記事であることが間違いないのですが、他人が書いた記事はもしかしたら盗用かもしれない。

自分が書いた記事は自然と更新ネタがわいてきます。時間が立つと「あの表現をもっと分かりやすく書こう」とか「ここをもっと詳しく書こう」という思いが出てきます。実際、みうは自分で書いた記事はあとで校正や追記をしています。

一方、他人に書いてもらった記事はアップしたらそのあとは放置しがちです。外注記事をアップしたあと自分でリライトすることもできますがちょっと苦しいですよね。

つまり、自分で書いた記事は更新がありますが、他人に書いてもらった記事は更新がない。そういった観点からもgoogleは更新を重視しているとみうは考えています。みうはサテライトブログは記事は外注で済ませていますが、メインサイトは自分で記事を書いています。

もう一点、更新を重視したアルゴリズムを採用することが『SEOポイズニング』対策になります。SEOポイズニングの説明は渡辺隆広氏が運営している「SEMリサーチ」の記事から引用します。

よく利用される検索語句(キーワード)で通販詐欺サイト等を検索結果の目立つ場所に掲載させ、検索エンジン経由で来訪してくる利用者のプライバシー情報や金銭を搾取しようとする攻撃手法「SEOポイズニング」(SEO Poisoning)が増加している。

正規の通販サイトのコンテンツを丸ごとコピーした、本物そっくりのサイトを作り出し、それを正規サイトよりも検索上位に表示させているケースも確認した。

参考:偽の通販サイトへ消費者を誘い込む SEOポイズニングが増加 (キーワード:ベビーカーなど) ::SEM R (#SEMR)

グーグルは「更新がないサイト=偽物サイト」という評価をしているのではないかと思いました。なぜなら偽通販サイトは正規の通販サイトの画像やデータを丸ごと転載したあとは更新をしないからです。偽物サイトは上位表示させたくない。本物サイトを上位表示させたいという観点からも似たようなサイトが複数あった場合、更新を続けているサイトを優先的に上位表示させるほうが合理的ですよね。もちろん更新がない本物サイトもあるわけですが、そういうサイトは切り捨てる方針なのかもしれない。

更新を重視しているということはもっと長い目で見ると運営歴を重視しているという意味になります。これは肌で実感していることですが、同じように被リンクを付けても運営歴が長いサイトほど順位が上がりやすい。なぜgoogleは運営歴を評価するのか。運営歴が長いサイトほど信用できるサイトだという推測が働いているからです。創業年数が会社の社会的信用度を測るうえで一つの指標になっていることと同じ理屈です。

詐欺サイトは長く運営されることはない。googleが運営歴を重視する理由は、詐欺サイトを上位表示させないという意図があると思われます。実際「シャネル 財布 メンズ」で検索したところ9件しか表示されていません。 1位のサイトをWayback Machineで調べてみると2010年8月31日から運営されていることが分かりました。今は一般的なキーワードでも300件ぐらいしか表示されません。

最近新規に作ったサイトはインデックスされにくいし、インデックスされても運営歴が短いサイトは上位表示されにくい。順位さえも付かないのはgoogleの仕様です。長くサイト運営を続けていけば、そのうち上位表示されるかもしれません。

更新とは何をすればいいのか

具体的に更新とは何なのか。SEO対策に効果がある更新とは記事の追加、記事の一部削除、リライト、タイトルタグの変更、テンプレートの入れ替え、リンクする、リンクを削除などソース(html)が変わる更新であればすべてSEO効果があります。です。

更新する対象は、順位を上げたいページはもちろん順位を上げたいページにリンクしているページ、順位を上げたいページからリンクしているページも対象になります。すなわちリンクを通してつながっているページ全部を更新するのがもっともSEO効果が高くなります。

また、直接リンクしていなくても、あるページを更新するとサイト内の別のページの順位も上がることがありますgoogleはサイト全体を見ていることが分かります。

近年のgoogleは更新の重要性が大きくなっています。一昔前のgoogleはすでにインデックスされているページからインデックスされていないページへ被リンクを付けるだけでインデックスしてくれました。今のgoogleはインデックスを渋ります。サイトをアップしたあと被リンクを付けてもなかなかインデックスしてくれません。時間差で更新をすることでやっとインデックスしてくれます。時間差で更新することでgoogleの評価が上がってインデックスされると解釈しています。

googleは長文記事を評価すると言いましたが、長文だから評価されるのではなく時間差で追記をして長文化したから評価されると考えたこともあります。つまり評価されているのは長文じゃなくて更新履歴だと考えたこともありますが、長文と更新履歴どっちも評価していると思います。

参考:

SEO対策に効く更新のポイント

Wikipediaはどのようにページを更新してきたのか履歴を取っています。実はgoogleもwebページの更新履歴を取っています。例えば、タイトルタグを削除したあとも削除したはずのタイトルタグ内の文字列が検索結果に表示されます。タイトルタグがないため困ったgoogleはそのページの過去の状態を参照しているのです。googleは過去から現在までそのページがどのように変化してきたのか見ています。それがどのような意味を持つのか説明します。

例えば、ページ内容を次のように書き換えます。

誰でもできるSEO対策を説明しています。

無料で実践可能なSEO対策を解説しています。

サルでも分かるSEO対策のページです。

ページ内容を変えても「SEO対策」のいうキーワードはいつまでも残っています。ということは、このページは「SEO対策」というキーワードがとても重要なのだろうとgoogleは認識して、「SEO対策」で順位が上がりやすくなります。すなわち更新をしたときに上位表示したいキーワードを残すことがポイントです。

これはリンクについても同じことが言えます。ページを更新しても発リンクが外れない場合、そのリンクは価値があるリンクだとgoogleは判断します。その結果、更新をするたびに発リンク(リンク先から見れば被リンク)の効果が高まります。

参考:
コンテンツのリライティングを行いSEOで順位を上げる方法 | 大阪 Webマーケティング バリューエージェント

更新が効くタイミング

更新は重要と口を酸っぱくして言っていますが、だからと言って毎日更新しても大して効果は出ません。1か月に1回でも十分です。ビッグキーワードでも半年間更新していないのに順位を維持できているサイトもあります。さすがに半年以上更新を怠っていると順位が落ちるリスクが高くなります。1年間更新をしなければ確実に落ちます。

「なんであのサイトは更新していないのに上位表示されているんだろう?」と思うサイトはこれまでいくつも見てきましたが、放置が続くと最後には落ちました。

上位表示を維持するためにどれくらいの頻度で更新するばいいのかはキーワードの難易度とサイトの運営歴が関係しています。キーワードの難易度が高ければ更新を怠っているとすぐ落ちます。難易度が低いキーワードはまったく更新しなくても順位を維持することができます。運営歴が長いサイトは更新頻度が低くても上位表示を維持できることが多く、運営歴が短いサイトはマメに更新していないとすぐ順位が下がる傾向があります。

もう一点、なんであのサイトは更新していないのに順位が落ちないのかと思うようなサイトでも、実は第三者が気づかない程度にマイナー更新をしていたりします。

更新をすることで順位が上がるときは、
・被リンクの付けすぎで順位が落ちた。
・1か月以上更新していない。
どちらかの条件を満たしたときに更新すると順位が上がることが多い。

更新の優先順位

ページ数が多くなるとサイト内のすべてのページを定期的に更新することが難しくなります。その場合は更新に優先順位を付けます。

どの記事も力を入れて書いていても、順位がいい記事、順位が悪い記事が必ず出てきます。みうは順位がいい記事を優先的に更新します。順位がいい記事をさらに順位を上げるほうが効率よくアクセス数を増やせるからです。

順位が悪い記事は後回しです。あるいは順位が悪い記事は削除して順位がいい記事に統合します。

特に追記が効果的

アクセス数を増やしたいのなら追記が効果的です。追記したら文字数が増えます。文字数が増えた分だけ、様々なキーワード、複合語で検索エンジンに表示される機会が増えます。その結果、アクセス数が増えます。

SEO対策に効くライティングリンク集

SEO対策に効くライティングの細かいノウハウについては姉妹サイトSEO対策に効くライティング番外編にまとめました。