被リンクの付け方

最終更新日:2017/12/21

 

被リンクの付け方次第で順位が上がることもあれば下がることもあります。このページに書いてあることは結構重要です。

 


 

アンカーテキストの種類


どのようなテキストでリンクされているかをアンカーテキストと言います。

アンカーテキストの種類は大きく分けて
・上位表示を狙っているキーワードでリンクする『キーワードリンク』
・URLでリンクする『URLリンク』
・タイトル(サイト名)リンクでリンクする『タイトルリンク』
があります。

キーワードリンクがもっとも順位を押し上げるSEO効果が強いのですが、リスクも高い。

※リスクが高いというのは飛びやすい(順位が大幅に落ちる。あるいは検索結果から消える)という意味です。飛ぶときはそのキーワードだけ飛びます。実際に飛ぶかどうかはサイト内部の強さが関係してきます。

参考:被リンクと内部の関係

URLリンクはいくら付けても飛びませんがもっともSEO効果が低い。

タイトルリンクはキーワードリンクとURLリンクの中間のような存在です。タイトルリンクはURLリンクよりSEO効果は高いのですが、キーワードリンクほどでない。タイトルリンクはキーワードリンクと比べると飛びにくいですがそれでも被リンクの数が多いと飛びます。タイトルリンクの付けすぎはキーワードリンクの付けすぎと比べると順位の落ち方は小さく復活も早いのが特徴です。

キーワードリンクもURLリンクもタイトルリンクも一長一短あるため、どれかがベストというわけでもありません。


 

アンカーテキストの分散を考える

 

さまざまなアンカーテキストでリンクすることを『アンカーテキストの分散』と言います。アンカーテキストを分散させることでリスクを抑えることができます。しかし、アンカーテキストの分散さえすれば絶対に飛ばないというわけでもないんですね。

 

2016年9月にgoogleのアルゴリズムが変わってキーワードリンクに厳しくなりました。キーワードリンクが多いサイトは飛びやすくなっています。アンカーテキストの分散は必須です。

 

ここでキーワードリンクが絶対的に多いと飛ぶのか、それともキーワードリンクが相対的に多いと飛ぶのかって疑問に思いませんか?

 

例えば、キーワードリンク30本付けて飛ぶサイトがあるとします。このサイトに別のアンカーテキストリンクを増やすことでキーワードリンク30本付けても耐え切れるようになるのか。それとも別のアンカーテキストリンクを増やしてもキーワードリンク30本で飛ぶのか。

答えを言うと、別のアンカーテキストリンクを増やしてもキーワードリンク30本で飛びます。すなわちキーワードリンクが絶対的に多いと飛びます。

もしキーワードリンクが相対的に多いと飛ぶというのなら、最初にキードリンク以外のリンクを浴びせたあとにキードリンクを付ければ、キーワードリンクが相対的に少なくなるので、どんなサイトでも順位が上がります。SEO対策が簡単になります。SEO対策が簡単になるというのは考えにくい。

対策としては、キーワードリンク30本で飛ぶのなら20本に抑えるとか、あるいは被リンク業者に依頼して規定の本数の被リンクを付ける場合は、タイトルリンクやURLリンクを混ぜることで飛ぶリスクを抑えるといいでしょう。

 

みう的には被リンクを付ける際は、一番安全なURLリンクをもっとも多めに付けます。URLリンクで7割、タイトルリンクで2割、キーワードリンクで1割を目安にリンクを付けると良いと思っています。

 


 

内部のアンカーテキストと外部のアンカーテキストを完全一致でリスクを抑える

 

URLリンクがもっとも飛びにくいのですが、2番目に飛びにくいのがタイトルリンクです。なぜタイトルリンクが飛びにくいかというと、タイトルは通常すべての内部ページからタイトルで内部リンクを受けるからです。そのタイトルに特化したサイトだということをgoogleにアピールすることになるので、タイトルリンクを付けても飛びにくい。

 

例えばFXのサイトに「クレジットカード」で被リンクを浴びせても「クレジットカード」で順位は上がりません。なぜなら内部が「クレジットカード」で順位が上がるようにできていないからということは分かりますよね。

 

で、ここからが重要です。誰もがやりがちなことですが、例えば、ブログ名「ハゲを治す方法〜カツラや育毛剤、AGA治療など〜」に「ハゲを治す方法」で被リンクを浴びせると、順位が上がらないことがあります。

なぜか。

「ハゲを治す方法〜カツラや育毛剤、AGA治療など〜」というブログ名を付けるとブログ内のすべてのページから「ハゲを治す方法〜カツラや育毛剤、AGA治療など〜」で内部リンクを受けることになります。「ハゲを治す方法〜カツラや育毛剤、AGA治療など〜」で強いブログになります。

このブログに「ハゲを治す方法」で被リンクを付けるとちょっとズレるんですね。

この場合は、ブログ名を「ハゲを治す方法」に変えるか、被リンクを「ハゲを治す方法〜カツラや育毛剤、AGA治療など〜」で付けるかしたほうがいいでしょう。

 

もっとはっきり言うと、例えば「カードローン」で上位表示したかったらタイトルを「カードローン」のみして「カードローン」で被リンクを付けるともっとも効率よく被リンクのSEO効果を引き出すことができます。分かりやすいですね。

要はタイトルでリンクするのが無難です。これは被リンク対策の基本です。第三者のブログで紹介される場合はたいていタイトルでリンクされますよね。タイトルリンクは自然なリンクなので飛びにくいんです。しかし、やりすぎると飛びます。

 

あるお客さんのサイトの事例です。被リンクを付けたあとズルズル下がっていったあと、ピョコっと上がりました。

 

順位が下がっていた時期は被リンクのアンカーテキストはABCで、ブログのタイトルタグはABCDEFでした。ブログのタイトルタグをABCに変えたあと順位が上がりました。被リンクのアンカーテキストをブログのタイトルタグに合わせて変えてもSEO効果は出たと思います。被リンクのアンカーテキストとタイトルタグは完全一致させたほうが被リンクが効きやすくなります。

 

参考:

被リンク対策でアンカーテキストをURLや記事タイトルにすればペナルティ回避できるか?キーワード入り被リンクの割合次第|トンケンセオ/最新SEO対策SEM情報ブログ

 


やはり順位を上げたいのならリスクはあってもキーワードリンクを付けるべき

 

みうは姉妹サイトで被リンクサービスを運営しています。そこで定期的に依頼してくれる常連さんはいつもトップページにキーワードリンクオンリーで依頼されます。みうはトップページにキーワードリンクばかりはハイリスクだと思っていますが、そのお客さんのサイトは軒並み上位表示率が高い。内部さえ強ければ今でもキーワードリンクがもっとも効率よく順位を上げる手法だということが分かりました。

改めてキーワードリンクがもっとも順位を押し上げる力が強いことを実感したので紹介します。

下の画像はみうのアフィリエイトサイトのそれぞれ異なるページの順位の履歴です。左の画像のページにはタイトルリンクを一つだけ付けて、右の画像のページにはキーワードリンクを一つだけ付けました。


キーワードリンクはSEO効果は高いがリスクも高い。キーワードリンクは内部が強ければ順位が上がりますが、内部が弱いと下がります。だからリスクを抑えるためにタイトルリンクを推奨したこともありますが、タイトルリンクは順位は落ちない代わりに上がることもないということになりがちです。

アンカーテキストついてはみうもいろいろと試行錯誤しています。試しにみうのサイトにキーワードリンクばかり付けていますが、キーワードリンクが一番よく上がっています。ただし、内部が強くないとキーワードリンクは効かない。キーワードリンクが効かないからタイトルリンクやURLリンクを付けるのは違うと思います。キーワードリンクが効かなかったら内部を強化すべきと思います。

 

順位を上げたいのなら、やはりリスクはあってもキーワードリンクを付けるべきだという考えに傾いています。

 


 

ターゲットリンクとディープリンク

 

ターゲットページとはサイト管理人が上位表示を望んでいるページのことです。ターゲットページに付ける被リンクを「ターゲットリンク」と言います。

 

ターゲットページはトップページが多いですが、下位ページのほうが順位が上がりやすいので下位ページ(コンテンツページ)をターゲットページにしてもいいでしょう。


ターゲットページに直接被リンクを付けるのがもっともSEO効果が高いのですが、ターゲットリンクを増やし続けていると順位が頭打ちになったり飛ぶことがあります。そんなときはディープリンクを付けるといいです。

「ディープリンク」とは、サイト内のターゲットページ以外のページに付ける被リンクのことです。ディープリンクを付けることでもターゲットページの順位を押し上げるSEO効果があります。あるページに被リンクを付けたところ、サイト内の別のページの順位が上がったことは何度も経験しています。

 

そのつど異なるページへディープリンクを付けることも効果的です。被リンクを付けること自体が、そのサイト全体の評価を高めることにつながるので、サイト全体に広く浅く被リンクを付けることで、ノーリスクで順位を上げることができます。

参考:


注目すべきは、ディープリンクはすべてキーワードリンクを付けるのがもっともSEO効果が高いことが分かりました。

例えば以下のようなサイトがあるとします。
「FX比較.com」←トップページ
「為替レートとは?|FX比較.com」←下位ページA
「レバレッジとは?|FX比較.com」←下位ページB
「相場とは?|FX比較.com」←下位ページC
「円高・円安とは?|FX比較.com」←下位ページD
トップページを「FX比較」で上位表示させたい場合、下位ページもそれぞれ「FX比較」で被リンクを付けるとSEO効果が高い。


 

時間の分散は効果なし

 

被リンクは一気に付けるのは好ましくない。時間をかけて少しづつ被リンクを付けたほうが良いというウワサがありますが、みうは関係ないと思っています。

 

一気に被リンクを付けても内部が強ければ順位は上がるし、少しづつ被リンクを付けても内部が弱ければ順位は落ちます。ただし、少しづつ被リンクを付けている間に内部が強くなることで耐え切れるということはあります。

 

また、一気に被リンクを付けて順位が下がっても、その後内部を強化すれば順位は上がります。

 

参考:

 

ワンクッションリンクは効果なし


サテライトサイトへ被リンクを付けることをワンクッションリンク(別名:3階層リンク)と言います。サテライトサイトに被リンクを付けることでサテライトサイトの評価を高め、サテライトサイトからメインサイトへ付ける被リンクの効果を高めることを目的としているわけですが、みうの検証ではワンクッションリンクは効果がないことが分かりました。

そもそもSEO効果が高い被リンクとはどのような被リンクか。検索上位に表示されているページから被リンクを受けるとSEO効果が高いことは間違いない。検索上位に表示されているページは被リンクが多く運営歴が長いのが特徴です。しかし、SEO効果が高い被リンクは運営歴の長さだけで決まると考えています。したがって、上位表示されていなくても運営歴が長いページから被リンクを受けてもSEO効果は高いと考えています。分かりやすく言うと、サテライトブログにワンクッションリンクを付ける時間があるのなら、その時間を使ってサテライトブログを更新したほうがSEO効果が高くなります。

ちなみに発リンクについても、上位表示されていなくても運営歴が長いページに発リンクすることはSEO効果が高いと考えています。



被リンクの付け変えは注意すべし


被リンクを付け変える際は注意が必要です。googleはリンク元ページの過去から現在までの変遷も見ています。常に特定のあるページから特定のあるページへ被リンクを付け替えるとペナルティを受けます。不自然だからです。

常に特定のあるページにリンクしていた場合、リンクを付け替える際はリンク先を分散させてください。


Image by web*citron Designed by klee