被リンク対策とペナルティの歴史

最終更新日:2017/08/17

 

多数の被リンクを付ける際に注意すべきはペナルティの存在です。googleは自演リンクが付いているとみなすとペナルティを課します。そこで被リンクを付ける際はナチュラルリンクを装う必要があります。

 

まず始めに言いたいことはgoogleはたった1つの被リンクだけを見てペナルティを課すわけではありません。googleは多数の被リンクに一定のパターンが認められる場合にペナルティを課します。多数のサテライトブログを運営する場合は、googleからペナルティを受けないように配慮しなければいけません。

 

具体的にどのような被リンクがペナルティを受けるのか。みうは長年被リンクサービスを営んでいるので被リンクが原因によるペナルティには精通しています。そのすべてのノウハウを公開します。

 


 

被リンクサービスの歴史はgoogleのスパム対策の歴史と表裏一体

 

みうは長年被リンクサービスを営んでいますが、googleがスパム対策を強化するたびに「googleから不自然な被リンクが付いていますという通知が来ました。被リンクを外してください」とお客さんからクレームが来ました。みうはそのたびにペナルティを受ける原因を見破って、安全な被リンクの付け方に変えてきました。


みうが無料ブログを使った被リンクサービスを始めたのは2009年12月。その当時の被リンクサービスは関連性がない記事下にテーマがバラバラのサイトへまとめて10つほどリンクするのが主流でした。当時はそのやり方で順位は上がっていました。

しかし、2012年12月、被リンクサービスを受けたサイトがほとんど順位が下がりました。被リンクサービス開業後、ペナルティを受けた初めての体験でした。googleは何を根拠に自演リンクだと判断したのか。記事下に10つほどリンクしていたと言いましたが、この発リンクの組み合わせが常に同じだったことがペナルティを受けた原因であることを突き止めました。もっとも簡単に発リンクの組み合わせを変える方法は1記事の中に1つだけリンクすることです。

2013年1月から1記事1リンクの被リンクサービスを始めました。思った通り1記事1リンクで順位は上がりました。しばらく順調だったのですが、2014年1月に再び壊滅状態に陥りました。googleはブログ全体を横断的に見て発リンクの組み合わせを見ていることが分かりました。これでは1記事1リンクでリンクを付けても自演リンクであることがgoogleにバレてしまいます。そして、この時期にIP分散サーバーを使った被リンク業者はほぼ全滅しました。

※みうはビジネスを起こすときは最初は無料でやり抜くことを考えます。原価がかからないビジネスは強いからです。最初にお金がかかるビジネスはリスクが高くなります。無料ブログを使った被リンクサービスを始めたのも原価がかからないからです。IP分散サーバーを使った被リンクサービスは開業前から検討していましたが、お金がかかるので見送りました。それからずっとあとになって無料ブログはペナルティに強いことを知りました。無料ブログは他の健全なユーザーも多数利用しています。googleはドメイン単位やIP単位で見るため、被リンク目的に無料ブログを使っても人ごみに紛れることができます。googleが被リンク目的に使っている無料ブログだけを狙い撃ちしてペナルティをかけることは難しいんですね。一方、IP分散サーバーを使った被リンクサービスはみんなペナルティを受けて廃業しました。無料ブログを使うかIP分散サーバーを使うかが運命の分かれ道でした。

2014年6月から1ブログの中に1つだけリンクする1ブログ1リンクをスタートしました。無料ブログは健全なユーザーが多数使っているため、googleからブログ全体を横断的に見られても人ごみの中に紛れることができます。しかし、このやり方もじょじょにSEO効果が出なくなりました。googleは定期更新されるページを評価するようになったからです。これもgoogleの自演リンク対策の一環だと思います。被リンクを付けた直後に順位が上がるのなら分かりやすいのですが、被リンクの効果が出るのに時間がかかるのなら被リンクのおかげで順位が上がったのかそれとも別の要因で順位が上がったのか分かりにくい。ほとんどのSEO業者は毎月課金です。お客さんの立場に立つといつ順位が上がるのか本当に順位が上がるのか分からないのに毎月料金を払い続けることは難しくなります。googleは被リンクサービスををつぶすことを考えているのではないかと思いました。

そこで2016年3月から「厳選ブログセット」を発売しました。予約投稿機能が付いているブログだけをピックアップ。予約投稿機能を使って時間差更新をすることで被リンクのSEO効果を高めることが狙いです。ブログ開設時に予約投稿も仕込むので一回払いでOKです。厳選ブログセットはリンク付きの記事を投稿することでブログトップページからもリンクされるブログのみ選んでいます。時間差で投稿することでブログトップページの評価が上がるため、ブログトップページからリンクしている被リンクのSEO効果も上がるというわけです。また、googleは更新履歴を重視するようになったため長く運営できるように大手ブログで終了リスクが低く、経験上削除リスクが低いブログだけを選びました。

一昔前は被リンクサービスと言えば、ブログを使い回して被リンクを付けていたのが、今、被リンクサービスは完全にサテライトブログ作成サービスに変わりました。時代の移り変わりを感じます。

 


 

リンクの付け替えはアウト

 

常に特定のページから特定のページへリンクを付け替えるとペナルティを受けます。なぜならgoogleは過去の発リンクの履歴を参照することで自演リンクを探り当てているからです。例えば、100のサテライトブログからAサイトへリンクします。この時点ではセーフです。しかし、その後Aサイトが必要なくなったので、すべてのサテライトブログからAサイトからBサイトへリンクを付け替えるとペナルティを受けます。

更新ボタンを押すたびにリンク先が変わる被リンク対策を行っているSEO業者もペナルティを受けました。そのつど発リンク先を変えてgoogleの目をごまかそうとしてもgoogleは発リンクの履歴を取っています。発リンクの履歴にパターンが見て取れます。

発リンクを削除してもサテライトブログの使い回しはNGです。新しく被リンクを付けたいサイトがある場合は、そのつど新しくサテライトブログを開設して被リンクを付けるようにしてください。

 


 

最近の被リンクが原因によるペナルティ事情

 

2016年9月、キーワードリンクに厳しくなりました。キーワードリンクを多く付けているサイトの順位が落ちました。

みうは無料ブログを使ったサテライトブログ作成サービスを行っていますが、2016年9月、キーワードリンクに厳しくなったことを受けて、いつもキーワードリンクのみで依頼していたお客さんがタイトルリンクで依頼しました。結果が出ました。思った通りキーワ−ドリンクのみでリンクをしていたときより順位の上がり方が鈍い。もしキーワ−ドリンクのみだったら1ページ目に入っていたと思います。しかし、それはうまくいけばの話です。逆に順位が落ちるリスクも高くなります。参考:被リンクの付け方


2016年10月、中古ドメインが原因でペナルティを受けたというツイートが相次ぎました。中古ドメインで作ったサイトには低品質ペナ、中古ドメインで作ったサイトから被リンクを付けたサイトには不自然な被リンクペナが来ているとのことです。その一方で、中古ドメインを使っていて無傷の人もいますし、「中古ドメインは今でも上がる」という人もいます。この違いは何なのか?

みうは中古ドメインは使っていないので推測でしかありませんが、中古ドメインは 「前所有者のコンテンツ⇒空白期間⇒現所有者のコンテンツ」という順番を踏んでいます。 中古ドメインは必ず空白期間があることと空白期間の前後でコンテンツが異なることが特徴です。googleはそこに着目してペナルティを課しているのではないかと考えました。

中古ドメインでペナ来ていないサイトは、空白期間が短いためgoogleが「空白期間の存在を認知していない=中古ドメインであることに気づいていない」という可能性があります。もう一つの可能性は中古ドメインに着せるコンテンツを以前のコンテンツに合わせたかどうかの違いではないかと考えています。

2016年10月のペナ祭りでは、みうが商売しているサテライトブログ作成サービスは無傷でした。みうのサイトやみうのお客さんのサイトが大幅に順位が下がっておらず、お客さんからペナルティを受けたという報告は1件も来ていません。

 

結論、中古ドメインはペナルティリスクが高い。SEO効果が出るまで時間はかかっても、新規に無料ブログを開設して育てていくほうが安全で最後には勝ちます。

 

参考:



 

ナチュラルリンクでも順位が下がる自動ペナルティとは

 

ナチュラルリンクであってもナチュラルリンクに見える自演リンクであっても、被リンクには順位を上げる効果と順位を下げる効果があります。被リンクが少ないうちは順位を上げる効果が現れますが、サイト内部の強さ以上に被リンクが増えると被リンクのマイナスの効果が働いて順位が下がることがあります。

 

これを「自動ペナルティ」と言います。自動ペナルティは被リンクの数とサイトの体力との兼ね合いで発動します。

自動ペナルティを受けたら被リンクを減らすか内部を強化することで解除されます。

 

参考:被リンクと内部の関係

 


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