被リンクと内部の関係

最終更新日:2017/12/21

 

被リンクを付けても内部が強くないと順位が上がらない

 

被リンクを付けると順位が上がりやすくなります。しかし、今と昔では事情が変わっています。昔のgoogleは被リンクがすべてでした。昨今では被リンクさえたくさん付ければ必ず検索順位が上がるというわけではありません。

 

困ったことに同じように被リンクを付けても順位が上がるサイトもあれば順位が下がるサイトもあります。この違いは何なのか。内部の強さが関係しています。内部が強ければ被リンクを付けたら付けただけサクッと順位が上がります。内部が弱いと被リンクを付けて順位が下がることがあります。


また、いくら内部が強くてもすでにたくさんの被リンクが付いているサイトに追加で被リンクを付けても順位は上がりませんし、下がることもあります。すでに付いている被リンクでそのサイトの限界まで順位が上がっているからです。そこからさらに順位を上げたければ内部を強化するしかないんですね。

 

どれだけ被リンクを付けたら飛ぶのかは付けてみないと分かりません。飛んだあとに被リンクを付けすぎたことが分かります。このことについての根本的な解決策はありません。ここが被リンク対策の難しいところです。

 

SEO対策に精通している人は被リンクを付けることはリスクがあることを知っているため、1位になったら被リンクは付けません。

 

参考:

 

上記のツイートについて。難易度が低いキーワードは少し被リンクを付けたら上位表示されます。ちょっと被リンクを付けるだけなので飛ばない。一方、難易度が高いキーワードだと上位表示させるためにどうしても被リンクを付けすぎてしまうので飛ぶと解釈しました。


参考:
被リンクとコンテンツの関係

 



内部と外部(被リンク)の関係

 

検索順位は「内部×外部(被リンク)=上位表示力」で決まります。例えば「内部100×外部98=9800」で上位表示されているライバルサイトを追い抜きたい。そのためにはどうしたらいいか。

このライバルサイトを追い抜くためには「内部101×外部98=9898」で抜いてもいいし「内部100×外部99=9900」で抜いてもいい。極端な話、「内部9801×外部1=9801」でライバルサイトを抜いてもいい。ただ掛け算の性質上、 内部をひたすら強化してライバルサイトに勝つよりも、内部と外部どっちもやったほうが効率良いことが分かりますよね。

ここで注意すべきことがあります。内部と外部(被リンク)にはもう一つの関係があります。「内部100×外部100」にすると順位が下がります。RPGで例えると内部がHP、外部が敵から受けるダメージに相当するからです。「内部100−外部100=0」となりHP0になって死亡するようなものです。HPを残すことを考えなければいけません。すなわち外部を強化して順位を上げるためには、内部を強くしておく必要があります。




内部の強さとは何か?


先ほどから被リンクを付けても内部が強くないと検索順位が上がらないと言っていますが、具体的に内部の強さとは何でしょうか?どうすれば内部が強くなるのでしょうか?

内部の強さは
・運営歴
・キーワードの最適化
・ページ数
・発リンク
の4つがかなり影響力を持っていると思います。


・運営歴とは
運営歴とはサイトを立ち上げてからの時間の経過と更新履歴のことです。

中古ドメインがSEOに強いのは運営歴を評価されているからです。しかし、単純に時間さえ経てば良いというわけではありません。定期更新が必要です。

しかし、いくら更新が重要だからといって頻繁に更新してもたいして強くなりません。月1の更新を週1に変えても、週1の更新を毎日更新に変えてもSEO効果は大して変わりません。

更新ペースはマイペースでいいので、継続的に更新していくことが重要です。


・キーワードの最適化とは
キーワードの最適化とは、ページ内にタイトルタグやボディ内にキーワードが含まれていたり、キーワードについてユーザーが求める答えが満遍なく網羅されていることです。

必然的に共起語が多く含まれ長文になります。そのようなページがgoogleの評価が高い。


・ページ数とは
基本はページ数を増やすと強くなります。しかし、ページ数を増やせば増やすほど1ページ当たりの質(長文)が求められます(短文ページを量産したら順位が下がることを経験済み)。

ページは作ったら終わりではありません。定期更新をしないと強くなりません。ページ数を増やせば増やすほど更新に手間を取られます。だからといって更新しないページを作るとそれが足を引っ張って順位が上がらなくなります。

・発リンク
内部でも外部でも関連性が高いページへ発リンクすることは内部SEOの強化になります。

目次(ページ内リンク)も発リンクの一つです。次の手法で目次を設置することもSEO効果が高い。
・目次にはリストタグを使う。
・見出しには見出し(Hタグ)を使う。
・目次のリンクをクリックしたら見出しに飛ばす。
・目次と見出しにはできるだけキーワードを含める。



被リンクを付けて順位が下がったらどうすればいい?


もし被リンクを付けて順位が下がったら被リンクを減らせば順位は回復します。しかし、被リンクを外す作業が面倒ですし、被リンクを外したあと被リンクのマイナスの効果がなくなるまで時間がかかります。

みうは被リンクは付けたら付けっぱなしです。被リンクを付けすぎて順位が落ちた場合は、被リンクを外すことはしないけど、それ以上被リンクを付けることもしない。被リンクはそのままでひたすら内部を強化します。そうすればある日マイナスに作用していた被リンクがプラスに転じて元の順位以上に上がります。ある日とはいつかははっきりとは分かりませんが、マメに更新を続ければ長くても半年、短くて1か月ぐらい。

それでも順位が復活しなければ、被リンクを別のページに付け替えることはするかもしません。

被リンクは付けっぱなしと言いましたが、リンク元の定期更新はしています。定期更新は面倒臭いので予約投稿ができるブログは予約投稿を活用しています。

被リンクを増やして飛ぶことはあってもリンク元を更新して飛ぶことはないので、ある程度上位表示されたら被リンクを増やすのはやめて、リンク元を更新するほうが安全に順位を上げることができます。

以下は弊社のサイトの事例です。


フレッドアップデートで激落ちしたあと、被リンクは外さずひたすらコンテンツを作り込みました。だいぶん復活しました。もしノー被リンクでひたすらコンテンツを作り込んでもこの順位には来ないと思います。被リンクの付けすぎで順位が落ちても被リンク外す必要はない。

ただ、最近のアフィリエイターは被リンクを付けて順位が上がったあと被リンクを外すらしいですね。被リンクを削除しても順位が維持できるそうです。今度検証してみる余地はありそうです。

参考:
被リンクを付ける。上位表示されたら剥がす。順位はそのままでペナを回避できる?



コンテンツが先か被リンクが先か

 

以前はサイトコンテンツをしっかり作りこんだあとに被リンクを付けましょうと言っていましたが、順番は逆でもまったく問題ないことが分かりました。被リンクを付けたあとにコンテンツを作り出しても普通に順位は上がって行くことが分かりました。極端な話、ペラページに大量の被リンクを浴びせたあとにコンテンツを作り込むことでも順位は上がっていきます。

実際にあった事例では、みうに依頼されたサイトで1ページの工事中のサイトで圏外、被リンクをつけ終わった直後も圏外のサイトが、その後サイトコンテンツを作り始めて「地域名+キーワード」で3位になったことがあります。

 


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